椎間板ヘルニアで多い状態
●腰⇒尻⇒太腿の連鎖
椎間板ヘルニアも基本的には「腰痛」と同じ流れで腰周辺の筋肉が弱っていきます。 ただ、腰痛と異なるのは「椎間板」が破裂してしまう程の負荷が「限定的な椎骨」にかかってしまう という事です。
ですので、脊椎固定がぎっくり腰のケースに比べると重い場合が多いです。 脊椎(第4/5に多い)が硬く固定され、周辺の筋肉にアンバランスな負荷がかかります。 そして腰の筋肉が疲労蓄積によって機能不全に陥るとその負荷が臀部へと肩代わりされ、更に 臀部から大腿部へと繋がります。
椎間板ヘルニアもぎっくり腰同様に腰⇒臀部⇒太腿へと代替機能の連鎖が起こり、筋肉が 限界を迎えた時点で「パンッ」と椎間板が破裂します。
注目すべきは腹部斜筋
@外/内の斜筋に注意
椎間板ヘルニア等の場合、コリの連鎖が始まるきっかけとなる筋肉は腹筋部、「外腹斜筋」と 「内腹斜筋」の2つの機能不全が多いです。この2つの腹部両側を支える筋肉が機能不全を 起こしてしまうと、実質腹部の筋肉は「腹直筋」だけになります。これでは縦の動き にしか対応できません。捻れに弱い体制になってしまいます。また、「インナーマッスル」である「脊柱起立筋」 が凝り固まってしている場合も多いです。
「機能不全」or「コリ」が多い筋肉
- 外腹斜筋
- 内腹斜筋
- 脊柱起立筋
A骨盤周辺筋が代替
そこで出てくるのが骨盤周辺の筋肉、いわゆる臀部筋肉群です。左右の脇腹部分の機能不全を骨盤全体で 支えるようになります。この際に主に働くのが「大/中/小の殿筋」です。
椎間板ヘルニアから併発する坐骨神経痛はこの殿筋が負担に耐え切れず、 コリ固まった際に更にその下を走る梨状筋を圧迫してしまい、 更にその下に走る坐骨神経に梨状筋を通して接触してしまうことから発症するものです。
「機能不全」or「コリ」が多い筋肉
- 大殿筋
- 中殿筋
- 小殿筋
- 梨状筋
B骨盤から大腿部へ
骨盤の臀部筋肉が機能不全に陥ってしまった場合、その負担は太腿、大腿筋へと連なります。 ただ、多くの方の場合は骨盤固定前後で症状が発症するケースが殆どで、大腿筋まで代替機能が 広がるのはスポーツ選手等、特に足腰を鍛えている人に多いケースになります。
「機能不全」or「コリ」が多い筋肉
- 大腿直筋
- 縫工筋
- 内側広筋
- 外側広筋
- 中間広筋