ここでは主に腰椎部分に発症する脊柱管狭窄症を対象としています。
@腰方形筋
●腰椎と腸骨を結ぶ筋肉
腰椎と腸骨を結ぶ、「安定を生み出す筋肉」の1つです。関節の動きにおいて、主役という位置づけではありませんが、「広背筋」に対する「大円筋」のような非常に重要な役割を果たす脇役筋です。脊柱起立筋の内側に走るインナーマッスルの為、意識される事が余りない筋肉ではありますが、この筋肉が抜けてしまうと、腰が抜けたような感覚に襲われる場合があります。
腰椎の安定を支える名脇役の筋肉
A大腰筋(だいようきん)
●腰椎をしっかり支える腰の要
脊柱(背骨)の屈曲を行う腰の支柱筋肉の1つです。「屈筋」に分類されます。その範囲はとても 広く、第12胸椎(肋骨の終端部)および第1腰椎〜第4腰椎から始まり、途中腸骨付近で「腸骨筋」 と合流をし、「腸腰筋」となります。そしてそのまま大腿骨の小転子まで繋がり、完結します。
「屈筋」であり、腰を支える柱の1つ
B腹直筋(ふくちょくきん)
●御馴染みの6つに分かれる腹筋
殆どの方が「腹筋」といえば想像するのがこの服直筋です。腹部の前面に大きく走っています。 肋骨終端の剣状突起と第5肋軟骨〜第7肋軟骨から下方に向かって走り、恥骨結合部まで伸びています。 脊柱(背骨)を前方に屈曲させることによって「腹圧」を内部にかける働きをもっている「屈筋」です。
代表的な腹筋。六つに分かれて見えるので有名。
C外腹斜筋(がいふくしゃきん)
●斜めの捻れ運動に強い腹筋
「側腹筋」と呼ばれる筋肉の1つ。腹直筋が直線状の働きをするのに対して この「外腹斜筋」は捻れ等の斜めの方向に働きます。骨格的な働きとしては胸郭を引き下げる、 また脊椎(背骨)を屈曲させる、骨盤引き上げ等。
鍛えられていない人が多い筋肉!
D内腹斜筋(ないふくしゃきん)
●腹筋のインナーマッスル
外腹斜筋とセットで扱われることの多い腹筋です。一般的には腹筋の「インナーマッスル」といった 呼ばれ方をしています。外腹斜筋の更に奥に走っており、第10肋骨〜第12肋骨,腹直筋鞘,白線から 腸骨,そけい靭帯まで連なります。外腹斜筋とほぼ同じ機能を持っており、胸郭を引き下げ、 脊柱(背骨)を屈曲させ、更に骨盤の引き上げに作用します。
腹筋のインナーマッスルとして一般的
E脊柱起立筋(3筋)
●背骨を支える代表的な筋肉群
人間の背骨を支える代表的な筋群です。脊柱起立筋とは「腸肋筋」「最長筋」「棘筋」の三つから成る筋肉の集まりであり、更に各起立筋は更に三つに分類されるので、合計では9つもの筋肉から成り立っています。ぎっくり腰や椎間板ヘルニア/腰椎すべり症といった腰の疾患はこの脊柱起立筋がコリ固まっている/機能不全に陥っているといった症状を起こしている場合が非常に多いです。