筋肉と健康の問題

筋肉は1つ以上の関節をまたがり、骨格を動かしています。 その筋肉には血管と神経が縦横無尽に張り巡らされており、筋肉の運動に必要なエネルギー源を供給しています。 身体に歪みがなく、適度な運動を各筋肉が行っていれば何一つ問題はないのですが、現代社会の生活の中で中々そうした 理想的な暮らしは難しいのが現状です。特に問題になっているのは「姿勢」と「運動不足」の二つです。

●姿勢と筋肉

姿勢

現代社会の中で昨今特に問題視されているのが「姿勢」です。パソコンによるデスクワークが一般的に なるにつれて同一姿勢、それも一部の筋肉だけを微妙に使い続ける姿勢の長期化が進みました。 その結果が「肩こり」の慢性化であり、腰痛の慢性化といえます。

また、社会人のみならず、「受験戦争」による幼児〜中高生の「肩こり」「腰痛」も確実に増えてきています。 正に国民総「肩こり/腰痛」世代なのです。

とはいえ、対策が全くないわけではありません。常に負担のかかっている筋肉を理解し、 適度な休息と運動を与える事によって筋肉疲労は軽減し、症状は格段に良くなります。「肩こり/腰痛」 といった症状は余程重くならない限り、十分な筋肉についての知識さえあれば 自衛が可能なのです。

※勿論、全身400の筋肉を覚える必要等はありません(笑。必要な部分の筋肉だけで十分です。

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●運動不足と筋肉

運動不足

「姿勢」と肩を並べて問題視されているのが「運動不足」です。これは今に始まった事ではありませんが、 テレビゲームの普及,交通機関の発達等で子供時代から身体を動かす機会が減ってしまい、 更には学校や職場等で「同一姿勢」による限定的な筋肉負荷の長期化によって 日本中に「腰痛/肩こり」が蔓延し出しています。

今の時代は「歩く」事を最小限に抑え、とにかく楽をしたがる(時間を節約)風潮が時代の流れとなっています。 その効率性や利便性の是非についてはまた別の機会に譲りますが、結果として慢性的な運動不足が起こっている事には 間違いありません。これは今後も加速していくのは確かでしょう。

「科学技術の発展は人類の生物的能力を退化させる」とは色々な場所から提言として聞こえてきますが、 どうしても一度「楽」を覚えてしまうと戻ることはできません。今、携帯電話を捨て、黒電話に戻ろうといって も一体誰が戻るでしょうか??それと同じで、この「身体を動かさない」傾向は今後も進むことは間違いないでしょう。

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筋肉の異常に少しだけ敏感に

筋肉と仲良く

筋肉は「健康」にとても密接に結びついた組織です。常日頃の生活の中では「まさか腕が明日上がらなく なるなんて無いだろう」と当たり前のように誰もが思っていますから特に筋肉に意識を持っていくといった 事はないと思います。いわば「空気」と同じような存在だと思います。そこになくては困るが、ある事を意識しない。

ですが、我々は筋肉のメッセージにもしっかり耳を傾けることを強くお奨めします。 別にボディビルダーの方達のように隅々までの筋肉を鍛えましょうという事ではありません。 筋肉を通して現れた身体の異常にほんの少しだけ敏感になりましょう、という事なのです。

●筋肉は身体のメッセンジャー

多くの方が筋肉といえば「運動機能」とイメージしてしまうかと思います。ですが、 筋肉は身体の異常、特に脊椎の異常を我々に伝えるメッセンジャーとしての役割を 持っています。

筋肉には非常に沢山の血管と神経が巡っています。そしてその筋肉の神経の出所は。。。。そう「脊椎(背骨)」 なのです。体中の筋肉に走る神経は頚椎(首)や胸椎(胸)、腰椎(腰)、仙骨(尻)から伸びる 「末梢神経」の一部です。そしてそれら末梢神経を司る「中枢神経」は脊椎(背骨)を縦断しています。つまり、 手足等の身体の末端の神経はそれぞれを司る「中枢神経」の指示を受けて動いていると言ってもよいのです。

これはどういう事なのか。逆を言えば、中枢系に異常が発症した場合、中枢神経から届くべき指示がしっかりと 身体の端々まで届かずに途中で事切れてしまいます。こうなると筋肉の運動機能が正常に 働きません。つまり、末端の筋肉機能不全から身体の中心部(脊椎)に起こった異常を読み取ることができるのです。

感覚神経,運動神経共に中枢神経の支配域というものは判明しています。その中枢-末梢の相関図だけでも 把握しておくと、自分の身に何か起こった場合にも冷静に対処することができますので、是非お奨めします。

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